う飄々(仮)

いうてまじめやで。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

丁寧(ていねい)ということ

僕は字を書くのが苦手だった。どうしても上手い字を書けないで遺憾だった。 よく、「綺麗に書こうとしなくていいから丁寧に書きなさい」と言われた。でもそんなの嘘だと思った。女の子の好みを聞かれて、「性格いい子」と答える男の子のような論理だと思った…

チェブラーシカの「これは」と思うところ

チェブラーシカは世界中で人気のキャラクターである。外見のかわいさが受けて日本でもムーブメントが起こった。「かわいい文化」先進国ともいえる日本でもグッズの売れ行きが目立ったことからもその大きなポテンシャルの一端は垣間見える。 チェブラーシカは…

風立ちぬの印象的だったシーン

「風立ちぬ」を観た。ネタバレ無しに感想を書くような器用な真似は、できなくもないけど面倒なのでネタバレに配慮せず書く。とはいえ、ネタバレしてどうこうというような物語展開でもないので、あまり気にしないでいいと思う。未見でこの文章を読んでも要領…

落下と飛行

真夏にこんなこと言うのも何なのだが、スキーの醍醐味といえば、何だろうか。 僕はスキーの醍醐味とは、直滑降だと思う。人によってはターンだとか、リフトを上っていく間に足をぶらぶらさせることだとか、スキーの楽しみについていろいろ思うところがあるだ…

本当のことを言おうか!

大江健三郎の『万延元年のフットボール』を読み終った。 同時並行で『百年の孤独』を読んでいて、なんとなく共通点がありそうだと、お互いの本の読み始めの時期には思っていた。両方とも1967年に書かれた作品であるというところに気がついて、これもしかワン…

図書館的人生

「まとめ*図書館的人生㊤」をDVDで観た。 脚本がおもしろい。 だれだったか俳優が、脚本がおもしろいと役者はむずかしいと言っていたけど、それがずばり当てはまる脚本だと思う。 その俳優が言うには、読んだ時点で面白かったら、もしそれを演じてお客が笑…

抜けるような暑さ

『百年の孤独』を夢中になって読んだ。 ガルシア=マルケスの代表作。中南米の空気感としか言えないような独特のものがあるような気がするけど、気のせいでしょうか。なんとなく気だるいのは暑さのせい? ガルシア=マルケスは一番はじめに「この人は死にます…

他人のこと

夏目漱石の短編に『二百十日』という作品がある。 二百十日? 二百十日(にひゃくとおか)は、雑節のひとつで、立春を起算日(第1日目)として210日目、つまり、立春の209日後の日である。 21世紀初頭の現在は平年なら9月1日、閏年なら8月31日である。数十年…

惡の華麗なるギャツビー

映画の日ということで「華麗なるギャツビー」を見に行った。 初めて映画館で予告を見て以来(たしか2月とかその辺りだったと記憶)ずっと期待してきたんだけど、劇場公開からタイミングが合わず、ようやく見に行くことができた。 僕がフォローしているネット…